エギングのランガンで移動しました。
早朝エギングでアオリイカを狙いますがダメでフライに切り替え
中紀の河口でヒラセイゴを2本釣りました。
日が昇り明るくなっていましたが濁っているのが良かったのかもしれません。

その後、去年で太刀魚がたくさん釣れていた港の様子を見に行きました。
たくさんの釣り人がいて、アジでも釣れているのかなと見ていたら
目の前で銀色のタチウオが上がりました。
8時過ぎで完全タチウオの地合いを外れた時間帯なので意外です。
早速タックルをセットして空いている場所に入りましたが
最初はタナとリトリーブが合わないのかボツボツ釣れる程度で
周りのエサやルアーがどんどん上げているのがうらやましかったのです。

でも遠投せず堤防の影の少し先までキャストして少し沈めてから
リトリーブする釣り方に変えると、他の釣りを尻目に爆釣状態になりました。

底の方でも当たるし、ピックアップ寸前のフライも追いかけてきます。
灰色の棒のようなものがすうっと垂直に上がってきてフライに食いつく
タチウオの捕食行動を初めて見ました。
銀色でなく少し暗く見えたのが意外でしたが、銀色の鏡のような魚体が
暗い底の方の光を反射していため、濁りで太陽の光を乱反射する明るい
表層との対比で少し暗く見えるようです。
これってまるでSF映画の「プレデター」やアニメの「Ghost In The Shell」
みたいな光学迷彩です。全身鏡のような銀色の訳がやっと解りました。
濁りがなかったらほとんど見えてないかもしれません。
ロッドが黒く見える逆光でも周りの光を反射して背景に溶け込んでいます。

10尾を超えた時点でこれ以上釣っても食べきれないので、小さい太刀魚
はリリースすることにしました。
それでも数が増えていくし、フライの消耗が激しく使えるフライが
どんどんなくなっていくので、まだまだ釣れていたのですが2時間
で切り上げました。
後で数えたら、5本リリースとあわせ19本釣っていました。

フライのストックがたくさんあって、もっと早い時間から始めていたら
多分この倍は釣れていたと思いますがこれ位の数で十分です。
タチウオと戦ったフライたち

持ち帰ったタチウオは5本を近所に配り、残りを家族みんなで
2日かけて塩焼きで食べました。
我が家はタチウオが大好きなのですが、しばらくは見なくていいです。