2012年11月01日

ヒラセイゴ

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週末に2本釣ったセイゴの1本は車中泊の一人プチ宴会の肴にました。
クーラーボックスの上でナイフで捌き姿作りです。
皿がないのでまな板直盛です。

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釣ったその日に食べるヒラセイゴは鮮度抜群で
弾力のある白身が美味しかったです。
真っ暗な駐車場で一人プチ宴会を楽しんでいると
横の茂みでガサガサという音がして身構えます。
ヘッドライトを音の方向に向けると2匹のタヌキが居ました。

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食べ物の臭いにつられて寄ってきたようです。
鶏の唐揚げをちぎって投げると美味しそうに食べます。
最初は警戒していたのですが、何回かあげていると
目の前まで寄ってきました。
野生のタヌキを1m足らずの距離で見るのは初めての経験です。

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おおっ、腹減ってるんか! まあ食えや。
誰もいない寂しい駐車場で
飲み友達が出来た気分で嬉しいです。
でもこいつらかなりの大食漢で、晩御飯用の唐揚げを半分以上やったのに、
もっとくれといわんばかりのもの欲しそうな目でじっとこちらを見ています。
これ以上やると自分の食べる分がなくなるので代わりにピーナッツをあげると
喜んでコリコリと音を立てて半分以上食べてしまいました。
いくらやってもきりがありません。
どうしようかと考えて、姿作りで残ったアラを思いつきました。
骨の間や頭の後ろにかなりの身が付いています
投げるとすぐに咥え、2匹で茂みの中に走り去って行きました。
気に入ってくれたようです。
残り物で悪いけどしっかり食べてね。


もう1本は翌日家でホイル焼にしました。
バターを塗ったアルミホイルに刻んだタマネギをしいて
その上にヒラセイゴを乗せ、塩コショウで味付けして
バターとプチトマトをトッピングしてぴっちり包んで
250℃のオーブンで10分焼く簡単調理ですが

これがまた絶品!

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くせがなく淡白で柔らかい白身にタマネギとバターの旨みと
プチトマトのほのかな酸味が合わさり、
2本とも同じ調理にするんだったと後悔する美味しさでした。
もう一度食べたいので、今度釣りに行くときもヒラセイゴ
を狙うつもりですが、でもそういう時は釣れないんですよね。
posted by ふりーすとん at 22:57| Comment(14) | TrackBack(0) |

2012年10月30日

タチウオ大漁

週末に車中泊で和歌山の海岸線をフライフィッシングと
エギングのランガンで移動しました。
早朝エギングでアオリイカを狙いますがダメでフライに切り替え
中紀の河口でヒラセイゴを2本釣りました。
日が昇り明るくなっていましたが濁っているのが良かったのかもしれません。

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その後、去年で太刀魚がたくさん釣れていた港の様子を見に行きました。
たくさんの釣り人がいて、アジでも釣れているのかなと見ていたら
目の前で銀色のタチウオが上がりました。
8時過ぎで完全タチウオの地合いを外れた時間帯なので意外です。
早速タックルをセットして空いている場所に入りましたが
最初はタナとリトリーブが合わないのかボツボツ釣れる程度で
周りのエサやルアーがどんどん上げているのがうらやましかったのです。

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でも遠投せず堤防の影の少し先までキャストして少し沈めてから
リトリーブする釣り方に変えると、他の釣りを尻目に爆釣状態になりました。

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底の方でも当たるし、ピックアップ寸前のフライも追いかけてきます。
灰色の棒のようなものがすうっと垂直に上がってきてフライに食いつく
タチウオの捕食行動を初めて見ました。

銀色でなく少し暗く見えたのが意外でしたが、銀色の鏡のような魚体が
暗い底の方の光を反射していため、濁りで太陽の光を乱反射する明るい
表層との対比で少し暗く見えるようです。
これってまるでSF映画の「プレデター」やアニメの「Ghost In The Shell」
みたいな光学迷彩です。全身鏡のような銀色の訳がやっと解りました。
濁りがなかったらほとんど見えてないかもしれません。

ロッドが黒く見える逆光でも周りの光を反射して背景に溶け込んでいます。
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10尾を超えた時点でこれ以上釣っても食べきれないので、小さい太刀魚
はリリースすることにしました。
それでも数が増えていくし、フライの消耗が激しく使えるフライが
どんどんなくなっていくので、まだまだ釣れていたのですが2時間
で切り上げました。

後で数えたら、5本リリースとあわせ19本釣っていました。

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フライのストックがたくさんあって、もっと早い時間から始めていたら
多分この倍は釣れていたと思いますがこれ位の数で十分です。

タチウオと戦ったフライたち
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持ち帰ったタチウオは5本を近所に配り、残りを家族みんなで
2日かけて塩焼きで食べました。
我が家はタチウオが大好きなのですが、しばらくは見なくていいです。
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2012年10月23日

大阪のタチウオ

中紀の港でタチウオが釣れなくなりましたが
大阪の泉大津周辺ではまだ釣れているようです。
混雑して釣り場に入れない可能性もありますが
日曜に様子を見に行きました。
朝4時半に家を出て5時に到着。近場だとラクチンです。
防波堤に昇ると案の定たくさんの釣り人がいました。
海上に浮かぶたくさんの電気浮きとキャストの飛跡が
まるでSF映画のワンシーンみたいです

100mほど歩いて空いている場所を見つけました。
バックのテトラをクリアするため、今回のロッドは
テンプルフォークアウトフィッターのTiCrX 9'#7に
ダブルハンド用コンバージョンキットを取り付けました。
ダブルハンドルグリップとエクステンションバット
のセットで、ロッドグリップセクションの代わりに
取り付けると5ピース11'3"のダブルハンドロッドに変身します。

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真っ暗で底の状態もわからないのでとりあえず
ST8Sタイプ4を30秒沈ませてスローリトリーブします。
後ろのテトラをクリアするためにかなり上方にバックキャスト
するので思うように距離が伸びませんが、それでも20mは飛ばせます。
ダブルハンドロッドの威力です。シングルハンドだとこうはいきません。

周りが少し明るくなったころ、
シューティングヘッドの繋ぎ目までリトリーブ
したときにグッと押さえ込むような感触。

当たり?

次にキャストすると同じ場所で根がかりのように
ロッドが締めこまれ直後に外れます。

タチウオ?

でも場所が同じなのでテトラポットの頭に引っかかったのかもしれません。
とりあえず根がかりを避けるため、カウントダウンを20秒に変更します。
しばらくキャストしてまた当たりのような感触。
ピックアップすると4号フロロのバイトティペットがまるでカミソリ
で切ったように斜めにスパッと切れていました。
タチウオに間違いありません。
その後数投目でおなじみの根がかり感触で指3本のタチウオが釣れました。
コンバージョンキット筆おろし完了です。

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明るくなって海を見ると、テトラの先は
40秒以上沈ませても根がかりしない急深です。
最初の締め込みはやはりタチウオだったようです。
4回当たって3回フッキング。バラシ1、ティペット切れ1
効率悪いですが、まあこんなもんでしょう。
周りはポツポツ当たっている程度だったので
フライは結構確率が良い釣りのようです。
6時まで粘ってあたりがないので帰りました。

暗いうちはもっと混んでいました。
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足場の良い防波堤はこんな感じ。フライは絶対入れません
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タチウオはその日の昼食になりました。
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posted by ふりーすとん at 22:44| Comment(10) | TrackBack(0) | フライフィッシング

2012年10月15日

カマスづくし

2週前に行った中紀の防波堤に行きました。
今回もタチウオ狙いで、早朝5時に入ったのですが
前回は10人近い釣り人がいたのに今回は誰もいません。
嫌な予感がします。
明るくなるまでキャストを繰り返しましたが
案の定、全く当たりがありません。

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夜が明けて、エサ釣りのおじさんが一人来たので状況
を聞いてみるとやはりタチウオは終わったそうです。
カマスがぼつぼつ釣れるそうなので、ドロッパー付きの仕掛け
に変更していたら足元で小魚のボイルが始まりました。
カマスの群れが入ってきたようでエサ釣りのおじさんの
浮きが頻繁に沈みます。

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慌てて準備をしてキャストするとほとんど入れ喰いモードとなり
1時間足らずで40尾のアカカマスが釣れました。
これ以上釣ると捌くのも食べるのも大変なので
普段使わないフライの反応を試したりして
時々釣れる状態で遊びましたが
それでも数が増えてきたので午前中に切り上げました。

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家に帰って数えたら60尾を超えていました。
後半かなりセーブしたつもりでしたが結構釣っていたようです。
2時間ほどかかって全部捌き終わり(疲れた)
カマスづくしに突入です。

カルパッチョ
定番です
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棒寿司
やっと棒寿司を作れる大きさが釣れるようになりました。
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あぶり焼のにぎり寿司
握ってから皮の部分をハンドトーチで炙ります。
焦げた皮の香ばしさと身との間の油が絶妙です。
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五目あんかけ
3枚におろしたカマスを唐揚げにして五目あんをかけます。
我が家みんなの大好物です。
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一日目では食べ切れなかったので翌日もカマスづくしです。

押し寿司
小型のカマスは3枚におろし、押し寿司にしました。
この調理はピンカマスにはベストではないかと思います。
ゆずなんばんを少量トッピングすると美味しかったです。
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フライ
五目あんかけにつぐ我が家の好物調理。
タルタルソースで頂きました。
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開き
残ったカマスは開いて一夜干しました
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2012年10月08日

落花生

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近所の「道の駅かなん」の朝市で殻付き落花生が出始めました。
まだ若くて柔らかい落花生を殻のまま茹でて食べます。
去年カマス屋さんのブログで食べ方を知り、
美味しかったので、今年も出るのを楽しみにしていました。
若い落花生はふにゃっとした食感で独特の香りがあり
普段食べているピーナッツとは別物です。

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posted by ふりーすとん at 19:40| Comment(6) | TrackBack(0) |

2012年10月02日

中紀のタチウオ

台風17号通過前日の土曜日に中紀方面に行きました。
台風が心配だったので早朝の地合いは波の影響が少ない
由良近辺の防波堤でタチウオを狙います。
まだ暗い5時前に防波堤に着くと、既に数人の釣り人が
電気浮きでタチウオを狙っていました。
時々タチウオが上がっているので、いるのは間違いないようです。
真っ暗な中でキャストを繰り返しますが、例によって釣れません。
フライを替え、タナを変え、リトリーブを変えと30分ほど
試行錯誤して、周りが明るくなりかけたころやっと釣れました。
その後、隣のおじさんの電気浮きが潮で目の前まで流れて
思うようにキャストが出来ないので、潮の上流側に移動した直後に1尾、
さらに上流に20mほど移動してまた1尾と、
全部で3本のタチウオを釣る事が出来ました。
今回は早めに場所を変えたのが良い結果につながったようです。

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明るくなってタチウオの地合いが終わり、カマスを求めて
あちこち移動します。しかし太平洋に面した場所はやはり波が高く
思うような釣りができません。
波の影響の少ない漁港を探して、やっとカマスを1尾釣りました。

サイドに縞のあるタイワンカマスです。
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タチウオはシンプルな塩焼き、カマスは炙り焼で食べました
今回はマンネリ調理なので画像なしです。
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2012年09月18日

マルちゃん正麺

なんだ、これは?
ウソだと思ったら食べてください。

TVのマルちゃん正麺のコマーシャルです。
以前から気になっていたのですが
試しに買うのに5食入りは多すぎです。
でも近所のスーパーで特売日に安売り
しているのを見つけてついに買いました。

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で食べてみると

なるほど!

麺が今までのインスタントラーメンとまるで違い
もちもちして、まるで生麺の感触です。
業界では「マルちゃんショック」と呼んでいるそうですが
確かにそれだけのインパクトがあります。
コマーシャルは嘘ではありませんでした。

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焼ベーコン、モヤシ、キャベツ、ネギ、海苔
をトッピングするとお店のラーメンみたいです。
というか下手なラーメン屋より美味しいかもしれません。

posted by ふりーすとん at 23:14| Comment(10) | TrackBack(0) |

2012年09月17日

中紀にて

中紀方面に車中泊で釣りに行ってきました。
初日はエギングでアオリイカを狙って漁港や地磯を移動します。
時々アオリイカが2.5号エギを追ってくるのですが
小さいせいかなかなかエギを抱かず、リリースサイズの
小イカが1杯釣れただけで終わりました。

夕方に中紀の防波堤でタチウオを狙いに切り替え
暗くなる寸前に2本釣りました。
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車中泊の一人プチ宴会は地元スーパーで買った串本産アオリイカのお造りです。
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翌朝もタチウオを狙いましたが、2回の当たりを取れず
短い地合いが終わってしまいました。
明るくなってからカマス狙いです。

今回も丸竹カマスロッドを使いました。
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結構調子よく釣れていたのですが、日が昇ると急にセレクティブ
になり、フライを追っても食いつかずスレがかりしたり
頻繁にフライをローテーションしないと飽きられて
しまう状態になってしまいました。
8時ごろまで粘ってなんとか21尾のカマスを釣ることが出来ました。

今回の釣果
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posted by ふりーすとん at 16:31| Comment(8) | TrackBack(0) | フライフィッシング

2012年09月12日

シイラのヌクマム煮

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夏に釣ったシイラの切り身が冷凍庫の奥に残っている
のを見つけ、魚のヌクマム煮に挑戦しました。
以前食べたベトナム料理で、一度やってみたかった調理です。
インターネットでレシピを探しました。
砂糖と油を小鍋に入れカラメルになるまで火を通し
ヌクマム(魚醤)と塩・コショウで味付けしたシイラの
切り身を入れて煮ます。
仕上げにネギをトッピングして、
皿に盛ったご飯に熱々の汁と一緒にかけながら食べました。
簡単調理ですがけっこういけます。
posted by ふりーすとん at 00:09| Comment(4) | TrackBack(0) |

2012年09月06日

タチウオ

2週間前に釣れなかったタチウオに再挑戦しました。
前回は釣り場に着いたとき明るくなりかけて
貴重な地合いを半分逃してしまったので、
少し早く波止場に着き真っ暗なうちに準備をします。

エサ釣り師で混みあう波止場で電気浮きの合間を狙う
窮屈なキャストを覚悟していたのですが
予想に反して10人ほどのルアーマンがいるだけで
波止場はガラガラです。

エサ釣り師は対岸の防波堤に集中しており
どうもタチウオの付き場所が変わったようです。
場所の選択を間違ったのかもしれませんが、
地合い直前で移動する時間がないのでそのまま釣ります。

暗いのでティペットの30cm先に小型のケミホタルを付けて
#6のミノーフライをキャストします。
東の空が白み始めたころ両隣でタチウオが上がり始めました。
でも釣れません。
タナを変え、リトリーブを変え、フライを替えと
短い時間に色々試します。
ヘッドライトなしで周りが見えるようになったころ
ラインを長めにゆっくり手繰って少しポーズを入れるリトリーブに変えたら
クンと明確な当たりがあり、さらに数回リトリーブしたところで
タチウオ特有のしめ込む当たりがありやっと釣れました。
今シーズン初タチウオです。

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次のキャストにも当たりがありましたがフッキングできず
短い地合いは終わりました。

明るくなってからはカマス狙いです。
今回はカマス用に作った8フィート6インチ#6の丸竹ロッドを使いました。
といっても、20m投げれば釣れるのロッドはあまり関係ないです。
数投げに1回のペースでぼちぼち釣れ、カマスは前回より
少し大きくなっていました。

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しばらく釣っていると左隣のエサ釣り師が大物をかけました。
竿が大きく曲がり、走り回られ苦労してます。
やっと上がってきたのは60cmはあるカンパチでした。

こんなのがいるんだ!

そういえば少し前にカマスの当たりがピタッと止んだのは
カンパチが来たせいかもしれません。
すぐに大きめのフライに替えカンパチを狙ったのは言うまでもありません。
でもそんなに甘いものでないのも言うまでもありません。
かすりもしませんでした。

その後場所を変えカマスを数尾追加してから、
中紀の地磯を移動してイカを狙います。
イカは居る事は居るのですが、まだ小さいせいかでエギを見つけ
て追ってきても、なかなか抱きません。
一度だけエギを抱いたのですが、墨を吐いただけでフッキングできませんでした。

今回の釣果
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タチウオは指3本の幅があったので炙り焼の握り寿司にしてみました。
3枚におろした切り身を寿司ねたの上に乗せバーナーで炙ります。
焼けた皮の香ばしさと熱で融けた皮と身の間の油が口の中でとろける
食感が感動ものでした。
こんなに美味しいのならもっと早くやればよかった。

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大きめのカマスはフライにして残ったピンカマス
でカルパッチョを作りました。
今回はピンカマスを3枚に下ろした短冊を
切らずにそのまま盛っています。
以前は大きいカマスの身をそぎ切りにして作っていましたが
ピンカマスでも十分美味しいです。

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posted by ふりーすとん at 23:15| Comment(6) | TrackBack(0) | フライフィッシング